平成26年4月に開催されたJ-RIME第6回総会の決議により、当WGは設置されました。J-RIMEに参加する各学協会から推薦されたメンバーを核として組織されました。
これまでに、学協会等が行った放射線診断に関する実態調査の結果を基に、CT、一般撮影、マンモグラフィ、口内法X線撮影、IVR、核医学の診断参考レベルについて検討しました。検討にあたっては、IAEAやWHO等の専門家から助言を得ました。平成27年4月には、こうして検討した結果を報告書「最新の国内実態調査結果に基づく診断参考レベルの設定」として取りまとめ、J-RIME総会にて報告しました。
今後は、診断参考レベルの医療現場への普及と理解促進に注力をしていきます。
実態調査WGとSmartCardWGは、J-RIMEの設立当初から設置されているワーキンググループです。平成25年7月に開催された合同会合では、未だ我が国が診断参考レベルを有しておらず、医療現場でもこの概念が普及していないことに鑑み、今後関連学協会が協力して、診断参考レベルを設定することをJ-RIME総会に提案することとしました。
また同会合において、英国王立放射線科専門医会が発行するReferral guideline "iRefer: Making the
best use of clinical radiology"の第7版を、両WGと放射線医学総合研究所が共同して翻訳し、刊行することにしました。Referral
guidelineは、放射線検査適用の基準をまとめたガイドラインで、正当化のツールとして欧米では一般的に用いられています。
*SmartCard プロジェクトはIAEAが2006年より開始した患者個人の被ばく線量の記録を目的としたプロジェクトの名称です。
WHOが2016年に発表した"Communicating radiation risks in pediatric imaging"の翻訳版の作成を行いました。
J-RIMEのホームページの管理及びJ-RIME広報誌「らいむらいと」の発行を行っています。
*J-RIME広報誌「らいむらいと」の発行は現在終了しています。
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